ファッションを楽しむ着こなし術のご紹介

年齢を重ねてきて若い人にはない佇まい(たたずまい)と知性を身に付けたシニア女性のための、ファッションをもっと楽しむ着こなし術をご紹介します。女性なら、いくつになってファッションを楽しみたいもの。ちょっとしたコツで着こなしがもっと洗練されますから、ぜひお試しになってくださいね。

お悩み別コーディネート

全体の太さが気になる方へ(1)全身をほっそりと見せる3つのコーディネート

洋服の選び方次第で、全身をほっそりと見せることができます。コーディネートのカギは 「Xラインシルエット」「Iラインシルエット」「Aラインシルエット」の3つです。

Xラインシルエット Iラインシルエット Aラインシルエット

アルファベットのXのようなシルエット。ベルトなどできゅっと絞られたウエストと、ふわっと広がるやせ効果を生み出します。

Xラインシルエット

アルファベットのIのようなシルエット。ボリュームを抑えたものを着ることで、縦のラインを強調。インナーとズボンを同じ色のものにすると、さらに縦のラインが強く見えるのでおすすめです。

Iラインシルエット

アルファベットのAをイメージさせるシルエット。主役となるのは末広がりのスカートで、上半身の細さを強調。下半身が気になる方におすすめのラインです。

Aラインシルエット

全体の太さが気になる方へ(2)体型をカバーしてくれる便利なアイテム

全体の太さが気になる方へ

体型をすっきりとカバーしてくれるチュニックがおすすめです。
この装いに合わせたいのは、すっきりとしたストレートパンツとメリハリをつけられるベルト。チュニックの上からベルトで腰をマークすることで、メリハリのあるラインが出来て、すっきりとした印象になります。

おなかが気になる方へ すっきり見せるためのワンポイント

おなかが気になる方へ すっきり見せるためのワンポイント

ドレープのあるもので、おなか周りをカバーしてみてはどうでしょう。アシンメトリーなドレープが気になるおなか周りをカバーしてくれます。
また、おすすめなのはヒップラインまで縫い留めたタックスカート。おなか周りの気になるボリュームをしっかり抑えてくれるので、シルエットが細く見えます。

足のラインが気になる方へ 足のラインをスマートに見せるためのアドバイス

足のラインが気になる方へ

ボリュームのある腰まわりから膝に向かって細身になるパンツがおすすめ。
自然なゆるみが脚の太さをしっかりカバーしてくれて、すっきり見せてくれます。
丈はジャスト丈のものを選びましょう。また、この装いにはストールを合わせるのも素敵です。気になる下半身から視線をそらせることができますし、年齢が出やすい首元もカバーできます。

首元が気になる方へ 上手なカバーの仕方

足のラインをキレイに見せる

年齢が出る首元をカバーしたい方は、首を覆ってくれて、しかも暖かい、タートルネックやハイネックがおすすめ。そのまま1枚で着たり、チュニックのなかに着たりと着回しが利くのも嬉しいですね。
またクルーネックやVネックの洋服を着る場合は、スカーフやストールなど小物を使って首元をカバー。小物があることでぱっと華やかになり、お洒落な印象も与えてくれます。

背の低さが気になる方へ すらっと縦に長いイメージをつくる方法

足のラインをキレイに見せる

袖のないベストでIのラインをつくることで、すらっと縦に長いイメージに。
ベストにはスカートではなくパンツを合わせることで、Iのラインが強調されるのでおすすめです。
ベストとパンツは同じ色、インナーは違う色を持ってくると、よりIのラインがはっきりします。

シニア世代のお洒落ファッションミニ講座

流行のファッションを取り入れるなら……

流行のファッションを取り入れるなら……

体型をカバーして、オシャレも楽しめるチュニックは、とても嬉しいアイテムの一つです。
若い人はレギンスに合わせたりしていますが、シニア世代がそのまま取り入れるのは品位に欠けてしまいます。シニア世代の落ち着いた魅力が出せるよう、あまりタイトにならないストレートタイプやブーツカットタイプのパンツに合わせるのがおすすめです。

ネックレスでコーディネートにメリハリを

暖かくてお洒落なストールはぜひ活用を

シンプルなコーディネートのスパイスとなるネックレス。お洒落をしたいときにはぜひ使いたいですね。おすすめなのは、ある程度ボリュームがあるもの。目線がネックレスに行くようになるので、体型カバーの効果もありますよ。

暖かくてお洒落なストールはぜひ活用を

ネックレスでコーディネートにメリハリを

防寒としてもワンポイントとしても役立つストールは、冬にはぜひおすすめしたいアイテム。ひとくせあるものを選ぶことで、シンプルなコーディネートをきりっと引き締めてくれますよ。

防寒の一工夫

防寒の一工夫

ついつい厚手の下着を選びがちですが、それでは着ぶくれして野暮ったい印象を与えてしまいます。最近では薄くても暖かい機能的な下着も多く登場しているので、まだの方はぜひチャレンジを。また、ズボンをはくときには一分丈のショーツを合わせてみてください。丈が短いためラインが外に出ず、目立ちません。

ユニバーサルファッション商品カタログ